
ものづくりをされているかたでしたら、プラスチックと言えばまず射出成形(インジェクション)はご存知だと思います。比較しますと、真空成形はかなりマイナーですね。
一応知っておいてもらえると、設計の幅が広がるかもしれません。
真空成形法とは、言葉で言うと、熱可塑性(熱をかけると柔らかくなる)樹脂のシートを加熱軟化させ、シートと型の間の空気を真空で引くことによって、型にシートを密着させ、所定の形状を作り出す成形法です。
なんだか良くわかりませんね。
下に図解して説明しますので、少しはわかり易くなると思います。
さて、真空成形には大きく分けて2種類の方式があります。特徴も一緒にご説明します。

その1.単発成形
ひとつめは単発成形です。バッチとも呼ばれます。
●特徴●
・ 1ショット1ショット人間がシート材料を装置にセットしなければならない。
・ 厚いものや、大型品が出来る。
・ 樹脂型をメインに使う。
・ いろいろと小細工が利く。
弊社では雄型、雌型、プラグアシスト法などの成形を行っていますが、単純な雄型の真空成形をご紹介します。
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シートをクランプし、固定します。 |
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シートの上下にヒーターが出てきて、加熱します。 |
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必要に応じ、真空とは逆にブロウを掛け、シートをふくらませます。
ブロウによって偏肉を抑えることが出来ます。 |
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型を乗せたテーブルがもちあがってきます。 |
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真空に引き、シートと型を密着させた後、冷却します。 |
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テーブルを下げ、離型し、クランプを外して成形終了。 |
その2.連続成形
ふたつめは連続成形です。単発成形品とはだいぶお客様の業界が変わってきます。
●特徴●
・ 主に金型を使う。
・ 金型なので水冷が効き、とにかく成形時間が短い。
・ 薄い成形品が得意(ブリスター、お弁当パック、部品トレーなど)。
弊社ではこの連続成形装置を持っておらず、基本的にはお受けできない状態ですのでご了承下さい。(試作でしたら弊社でも可能な場合があります)
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ヒーターで加熱されたシートが型の上まで進んできます。 |
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型が上昇します。この間も次のショットのシートは加熱されています。 |
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真空引きし、冷却をかけます。連続成形の場合はほぼ金型を使うので、水冷が効き、短い時間で冷却が可能です。 |
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型を乗せたテーブル下がり、次のシートが進んできます。これを連続して行います。 |
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